路上第124号(2012年11月10日発行)

路上第124号表紙

路上第124号
(2012年11月10日発行)76頁 500円(税込)

「路上」124号を刊行しました。

「往還集」124 佐藤通雅
「50首詠 暗愚の夏」 佐藤通雅
「吉本隆明「姉の死など」にふれて」 佐藤通雅
仙台文学館ゼミナール2011「宮沢賢治を読む」 5『注文の多い料理店』を読む(2)--賢治と災害 「注文の多い料理店」 「水仙月の四日」 佐藤通雅

<招待席>
路上ギャラリー「イーハトーブ゛ファンタジー」安斉重夫
25句詠「釜石二〇一二 夏から秋へ」照井 翠
25首詠「日没光」高木佳子
「吉本隆明へのひそかな手紙」三枝浩樹

「吉本隆明「姉の死など」にふれて」は、「飢餓陣営」38の吉本追悼特集に掲載したのを、再録しました。吉本氏には姉政枝がおり、すぐれた短歌を作っていましたが、若くして亡くなりました。残された歌をとりあげました。
「路上ギャラリー」の安斉重夫さんは、いわき在住の鉄の彫刻家です。宮沢賢治の作品世界に取材した数々の彫刻は、各地の個展で大きく評価されています。その一部を紹介しました。
照井翠さんは、釜石在住の俳人、高木佳子さんはいわき在住の歌人。それぞれに力作を寄せていただきました。
三枝浩樹さんは、かつて吉本隆明の講演会があったとき、質問の役を引き受けました。そのときの模様を再現してもらった、貴重なエッセイです。

「路上」の定価は500円、残部僅少です。