往還 佐藤通雅歌集/佐藤通雅 著
雁書館 版
2003年8月出版/A5判/209頁
定価:(本体)2,800円(税別)/
生き辛い時代に在って、状況と真向かいながら表現の荒野(あらの)に挑みつづける独行者の第七歌集。世界に、社会に、そして教職者たる自身と日常に洞察深く注がれる視線は、苦味を加えながら建材である。
目次
I 朝雲
朝雲
生足
ポリープ
高瀬善夫
運河
大事小事
反・晴れの歌
夕顔瀬橋・旭橋
ゆきしろ庵雑報1
ゆきしろ庵雑報2
ゆきしろ庵雑報3
ゆきしろ庵雑報4
II 連翹の道
連翹の道
詩劇「ハムレット」
ゆきしろ庵雑報5
III 未生葬
樹
中村彝
雪
理性
時代
苦吟
春から夏へ
花巻へ
未生葬
虹
鬼百合
九月十一日
困憊
雨の歌
紅葉狩
「これは戦争だ」
ガ、ガクカウ
ひばな
小中英之
関山越え
IV 白薔薇月
素戔鳴く
佐藤鬼房
白薔薇月
ひぐらし
上田三四二
湯船にガーゼ
「蔵王」
「市蔵」
手暗がり
気仙沼
嵌め殺し
歌に、なにができるか
透明人間
『往還』覚書