【往還集146】22 子どもの日の体験

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岩瀬成子『もうひとつの曲がり角』(講談社)の主人公は5年生の「わたし」。
母のすすめで英会話スクールに通いはじめるが、どうも気分的に入りこめない。
べつの通路を歩くうちにオワリミツホさんという、庭で朗読するおばあちゃんに出会う。
それがきっかけとなり、ふたりに不思議な交流が生じる。
ある日の帰りぎわ、オワリさんが

「あなたがこの庭に来てくれるようになってから、なんだかいろんなことを思いだすようになったの」

という。さらにつぎのように、つけ加える、

「わたしはこんな年齢になったけれど、でも、ついこのあいだ、わたしもあなたみたいな子どもだったの。それからわかったの。子どものときに体験したことはそのあとの人生にずっと影響を及ぼしつづけていたんだなってことが。長く生きてきたあいだで感じたり考えたりしたことも、もともとはあそこからはじまっていたんだと、そんなことも思って」
(11月8日)

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このページは、管理者が2019年11月 8日 11:14に書いたブログ記事です。

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