【往還集146】4 「普通になりますように」

■■■路上通信(HOME)■■■

前立腺がんの放射線治療は7月1日にはじまり8月27日に終了。炎暑つづきの日々を何とか通いとおし、終わってみれば〈一夏の経験〉といいたいほどの貴重な期間でもありました。
いずれ作品としてまとめたいので、ここでは特に心に残っている1シーンだけ紹介します。
七夕が近づくと院内入り口に竹と短冊が用意されました。自由に書いて飾ることができます。
それを読むのも楽しみで手帳にもメモしました。
「宝くじが当たり優雅にくらせますように」のような欲深なのもありますが、子どもの感想なのでしょう、
「医者になってここで働く」
「大きくなったらかんごしさんになりたい」もあります。
その他さまざまですが、最も胸を衝かれたのは、幼い字で書かれた
「普通になりますように」
でした。
普通のなかに生活しているときは気づかなけれど誰にとっても普通が一番、君もいつか普通になれますようにと祈りました。
(9月6日)

このブログ記事について

このページは、管理者が2019年9月 6日 14:24に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「【往還集146】3 第2の生」です。

次のブログ記事は「【往還集146】5 産むこと」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ