【往還集146】2 樹

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岩手県岩泉町に「岩泉純木家具」があります。
案内書には「三百年生きてきた木を三百年使える家具に 瑞々しくそして温かい木の生命を未来へと受け継ぐために」と。
盛岡市材木町にあるショールームに立ち寄って実物を見たとき、えもいわれぬ感銘を覚えました。
家具はいうまでもなく樹木を伐採し、加工して造られる。つまり、天然の樹はいったん人間の手で生命を断たれる。
ところが目のまえに置かれたイス・テーブル・天板その他諸々は、屍どころか、新たな生命をもった木材として息づいている。
板の表面にそーっとてのひらを当てると、さらにそのことが実感されます。
これはどういうことだろうという問いを、長い間心に温めてきました。
「そうか、そういうことだったのか」と1冊の本に出会って、やっと納得することができました。
それは横須賀和江著『気仙大工が教える木を楽しむ家づくり』(築地書館)です。
(7月26日)

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このページは、管理者が2019年7月26日 14:22に書いたブログ記事です。

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