【往還集144】13 七六

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「河北歌壇」の選を担当してから30年たちました。
選者は毎年「新春詠」を出すことになっています。
今年の私の作品は「セーター」5首。再録してみます。

「幼日(をさなび)の記憶の母はいつもいつも障子明りに寄りて手編みす」
「名掛丁に購(あがな)ひし毛糸ひとかかへ草原(さうげん)の人にかへつたやうな」
「パソコンに疲れし指がうれしがる薄草色の毛糸を繰れば」
「一〇〇着のセーター編まむこと思ひ立つ 目下、七六 先はまだまだ」
「初春(はつはる)の光(かげ)あれば光(かげ)も編み込みて半日がほど部屋にをりたり」

机に向うことの多かった日々、気分転換に編み物をはじめたのは35年ほどまえ。
1着ごとにデザインその他の記録を袋に保存してきました。
近年は目も指も弱り、「七六」着目で休止状態。
最近になってまた少しずつ編みはじめました。
あれ「七六」って自分の年齢と同じではないかと気づきました。
(1月15日)

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このページは、管理者が2019年1月15日 21:50に書いたブログ記事です。

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