【往還集144】6 入沢康夫氏

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新聞の訃報欄で入沢康夫氏の逝去を知りました。
10月15日、86歳。
入沢氏はこの国の代表的詩人であり、賢治研究の第1人者でもありました。
私は賢治学会を通じて何度となくお会いし、その温厚な人柄に触れてきました。
賢治学会には多くの分野の実力者たちが集まります。
その分、かなり我の強い人もいて「この人たち、賢治精神に反しているのでは?」と思わせるような張り合いもありました。
入沢氏は常におだやかでした。
それだけに「ヒデリ・ヒドリ」論争のときはつらかったにちがいありません。
「雨ニモマケズ」の「ヒドリ」は賢治の誤記であり「ヒデリ」が正しいというのが彼の説。
ところが「ヒドリ」が正しいといい張る人もいて論争に発展、マスコミも大きくとりあげました。
詳しい経緯は入沢著『「ヒドリ」か「ヒデリ」か』(書肆山田)にまとめられています。興味のある方は、それをご覧ください。
(11月30日)

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このページは、管理者が2018年11月30日 14:46に書いたブログ記事です。

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