【往還集143】45 季節の移ろい

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▲周辺の紅葉風景。

旅らしい旅をめったにしなくなりました。行動半径は年々狭くなり、家にこもる方が多いくらいです。
そのせいでしょうか、季節の移ろいが庭の空気をとおして、窓外の陽や雲をとおして、また近辺の草木の変化をとおして、これまで以上に身に沁みて感じられます。
車で遠方まで走り回り、行動半径の広かった日よりも、濃密になったとすら思います。 
こういう今の生活をつきつめれば、部屋にこもり、高窓からわずかの外を見るという形になるでしょう。
もしそうなったら季節への感度が鈍るかどうかといえば、逆にちがいありません。
大道寺将司全句集『棺一基』(太田出版)を読んだとき、「まさに、まさに」と納得するところがありました。
彼は元東アジア武装戦線の一員、連続企業爆破事件で逮捕され死刑囚となった人です。結局死刑を待たずに、2010年に病死してしまいました。
彼の外部とのつながりは獄窓でした。
(10月24日)

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このページは、管理者が2018年10月24日 10:34に書いたブログ記事です。

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