【往還集143】34 『水曜日の本屋さん』・続

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「私もあの本を一緒にさがすがない。〈しかたがないさ、まだ半分までしか読んでいなかったからね、終りまで読む時間などとても〉
 
「本屋のおねえさんが〈あの本は今朝売れました、クリスマスプレゼントに〉という」 
「おねえさんは赤いリボンをかけた金色の包みをおじいさんにさし出す。〈私からのクリスマスプレゼントです〉

「それからにっこりほほえんで〈でもたまには顔を見せてくださいね〉

「おじいさんもにっこり。なんだか世界中がほほえんだよう。おじいさんは軽々と包みをかかえて帰っていく」
以上がおおよその筋書きですが、これだけではおもしろさが半分も伝わらない。
絵本であるからには絵も重要だから。で、もし見かける機会があったら手にとってみてください。
私は常々、絵本の不思議さについて思いめぐらしています。
文字を修得する以前の子どもたちの、ゆたかな文化財としての絵本の世界について。
(9月8日)

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このページは、管理者が2018年9月 8日 15:35に書いたブログ記事です。

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