【往還集143】5 秋保の田植踊・続

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踊も終盤にさしかかったころ、会場席にいた人がいきなり立ち上がって口上をのべはじめます。
それが終ると今度は舞台の長老らしき人が中央に立って、お礼のことばを返します。
この構成はどの踊にも共通していました。前者が「褒め言葉」、後者が「返し言葉」です。 
その1部を「湯本の田植踊」から紹介します。

「しん~暫くう~ 暫し止めし拙者には 東岳(あずま)が下の蛙めで 米の成る木をまだ知らぬ 米の成る木を知りたさに やっとやっと~


「只今御大勢御見物の御中様より どなた様やらは存じませぬが 滔々たる御弁舌をもって、お褒めの言葉を下しおかある段 誠にもって有り難き幸せに存じたあてまつる」

このようなセリフを、おどろくばかりに長々と交換し合う。まるでオペラのよう。
この構成はどのようにして形成されたのか、他の芸能にもあるどうか、大いに興味深いことです。機会を見つけて調べてみます。
(6月30日)

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このページは、管理者が2018年6月30日 11:46に書いたブログ記事です。

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