【往還集141】30 完全なる者・続

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つまり唯一の神のみを是とする。
この立場に身を置くなら他の宗教に対して排他的になり、唯一の神を掲げて争いに出てしまう。
現に出ている。
またパスカルは神の知恵の言として

「あなたがたは、今では、もはやわたしがあなたがたを作った時の状態にはいない。わたしは、きよく・罪なく・完全な者として人間を創造した。」

と記す。
そして堕落した人間たちに、悔い改めを求めている。
私の理解を越えるのはこういう個所です。完全な者として作ったのは神自身、それが堕落したということは失敗作だったということ。 
それならばまず責を負うのは神のはずなのに、なぜ「失敗してしまった、ご免ご免」と謝らず、人間にだけ悔い改めを求めるのだろう。
普通の論理からしたら、神の悔い改めが先にあるはず。
もしかしたら信仰とは、こういうクレバスをひょいと飛び越えてしまうことかも。
立ち止まるのは、非信仰者だけかも。
(4月14日)

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このページは、管理者が2018年4月14日 11:44に書いたブログ記事です。

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