【往還集140】10 銀河鉄道の壁画

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▲大川小学校にのこされた卒業制作の壁画。

大川小学校にも立ち寄りました。
はじめて訪れたのは、2011年7月11日。
瓦礫はいたる所山となり、道路も大渋滞していた時期です。
やっと辿りついた私は、波に呑みこまれた校舎の凄惨さに思わずしゃがみこんでしまいました。
けれど校舎裏にある卒業制作の壁画に、とりわけ「銀河鉄道の夜」には目をみはりました。
当時私は賢治学会の理事をしていて、震災基金使途の案を練っていました。
7月末にも理事会があったので、写真を回覧しつつ壁画の保存を提案しました、このままでは瓦礫として処分されるかもしれないと。 
しかし学会が先行するのもおかしな話ではないかという意見が出て、頓挫しました。
そのとき私の気づいたのは、被災圏から遠のけば遠のくほど切実さは失せるのだいうことです。
以来6年経過、壁画は海の水をかぶってもまだまだ色鮮やかです。
貴重な記憶として保存されるよう願っています。
(10月6日)

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このページは、管理者が2017年10月 6日 23:16に書いたブログ記事です。

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