【往還集140】9 志津川の海・続

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▲さんさん商店街から、旧庁舎の先端がわずかに見える。

踏ん切りのつかぬままいつの間にか7年目に入り、自分の長距離運転も危うくなってきた。
幸い、息子が運転してくれるというので志津川を目指すことになった。
「ホテル観洋」は健在。
高台の建物ももとの姿。
けれど町並は、ほぼ壊滅状態。重機が呻り声をあげ、ダンプがひっきりなしに行き交う。3階建てだった庁舎跡にも近づくことができず、「さんさん商店街」からわずかに遠望できるのみ。
だのに、人間界の彼方に広がる海の美しく、穏やかなこと。
これは、どちらかがウソにちがいない。
ウソをついているのは海か、人間界か。
どちらもホントウであるのは、まちがいない。
帰りは、志津川湾から追波(おっぱ)湾へ通じる海沿いのコースを。
滝浜、寺浜、小滝、大指、相川、白浜、十三浜、吉浜などなど多くの浜がある。
そのどれもが大海嘯を免れることはできなかった。
今日の海は、秋光をたっぷり浴びて輝いていた。
(10月6日)

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このページは、管理者が2017年10月 6日 23:15に書いたブログ記事です。

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