【往還集140】3 閖上にて

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荒浜から閖上へ。
日和山に立ち四辺を見渡すと、マンションや工場の工事がどんどん進み、その変貌ぶりは驚くばかり。
「りいちまる水産」「浜口商店」「マルタ水産」「ちりめんの鈴栄」┅┅。
ダンプは行き交い、重機は呻り声をあげ、まるで宇宙基地に紛れこんだよう。
大震災があったなんて、ほんと?
けれど、慰霊塔に額づくと、両側には「犠牲者御芳名」がびっしりと刻みこまれている。 
こんなにも、こんなにもいっぱいの人が帰らぬ人となった!時間は容赦なく、どんどん過ぎ去っていく。
けれどこの場所に立つと、過去と現在が一気に重複し、思わずめまいがする。
さて、荒浜と閖上を定点観察地といいましたが、一番近い観察地は、じつは自分自身です。
〈あの日〉を全身で見、感じ、現在もつづいている何か。それについて、機会を見つけては発言してきたつもりですが、まだまだことばとなっていない、それが実感です。
(9月19日)

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このページは、管理者が2017年9月19日 23:03に書いたブログ記事です。

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