【往還集139】23 「悔しければ 勝ちて見よ、」

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藤井貞文は1945年4月、南方の医学専門学校に指導官として着任。敗戦後は現地で捕虜生活を送ります。
その時期の歌に

「英兵の若きが来りて なぐりたり。わが兵 静かに泣きゐたりけり」
「苦役七カ月 反省などのあるべきか。叩かれて 唯だ本能に生く」
「あはれなる捕虜よ、と言ひし蘭兵も 戦に勝てと 罵りにけり」
「悔しければ 勝ちて見よ、と罵れる英兵の顔 今も忘れず」

などがあります。
これらは、戦争とはどういうものかを端的に表しています。
負ければ敗者以外ではない、悔しかったら勝ってみよーーこれが戦争。
戦後70年たったのだから、勝者も敗者もない、沖縄の米軍は出て行ってほしい、北方4島も返してほしいとこちらは願っている。 
しかしアメリカやロシアの政治家も一般民衆も、敗けたくせになにをほざいている、悔しかったら勝ってみろと内心思っているにちがいない。
それが戦争というもの。
(6月21日)

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このページは、管理者が2017年6月21日 10:06に書いたブログ記事です。

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