【往還集139】16 ビリジャン君

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イメルダ夫人がマラカニアン宮殿を去ることになって、残していったクツ・服の類が放映されたことがあります。
クツの数がなんと1060足!
専用の部屋にずらり並んださまが、今もって頭にこびりついています。
これだけの数のなかで、足にピタッとはまり、愛用されたのはどれだけあるのかと、余計なお世話と知りながら気になってきました。 
話はいきなり、スニーカー2足しかない自分に移ります。
数年まえ、緑系の色にほれこんでスニーカーを買いました。正確にいえば、ビリジャンという色名。
けれど履くたびに違和感が生じる。
生じるけれどけっこう高価だから我慢して使おうと、歳月を重ねてきました。
ところが彼はけっして妥協しない。
やむなくもうひとつ廉いのを買ったら、今度はぴったり。
もうビリジャン君とは別れようとゴミ袋に入れたとき

「うまく出会えなくて残念だったね」

という声がしました。
(6月11日)

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このページは、管理者が2017年6月11日 10:54に書いたブログ記事です。

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