【往還集134】44 頭を無にしないと

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2015年11月2日
中村淳彦『女子大生風俗嬢』は、貧困時代の学生の現状をレポートしている。男性はブラックバイトに巻き込まれ、女性は風俗業へどんどん入り込んでいると。
高校でカウンセラーをしていた自分は高校生段階での諸問題に対面していたから、それ自体はおどろきでない。
だがどの道にも人間観察のたしかな人はいるものだと感服した。格安デリヘルを経営している人の言。

「好きな人じゃない不特定多数の男に、服を脱いで性的サービスを提供するって、やっぱり頭を無にしないとできないことですよ。うちにはいろいろな女の子がいる。シングルマザーで生活できる金額を稼げる普通の仕事がどうしてもなくて、元旦那さんの支援も受けられず、止むをえず風俗しているとか。」

この「頭を無にしないとできない」がヒタッと胸に貼りつく。
風俗のみならず、頭を無にして辛うじて切り抜けている人はあっちにもこっちにもいる。

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