【往還集128】14 滅びと実り

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9月も下旬になると、朝の気温は10度台になる。昼になって20度に達するが、この落差が続くにつれて草花も枯れていく。暑いころは水やりをすれば、再びぴんと背筋をのばした。だが今やいくら水を注いでも受け付けない。葉はくたっとなり色も変色していく。根も茎も水分・養分を吸い上げる力がなくなるのだ。
この変化は、人間も同じこと。齢と共に吸収力は衰える。いくら不老長寿を願っても、限界がある。
しかし草花は、アサガオでもホウセンカでもコスモスでも、滅びながら種を実らせる。それを採取して翌年にそなえる。
人間もこの点、全く同じはず。
だのに衰えも、身を引くのも拒む人がいる。そのためせっかくの実りを台無しにしてしまう例は少なくない。
さて、例外なく滅びにさしかかってきた自分、実りについては大したものはないが、身の引き方だけはさりげなく、また潔くありたいと思っている。
(9月29日)

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このページは、管理者が2013年9月29日 16:09に書いたブログ記事です。

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